株式会社Amakusa

代表挨拶

株式会社Amakusa代表取締役社長 福本 大一郎
代表取締役社長 福本 大一郎 (フクモト タイチロウ)

1989年熊本県牛深市(現 天草市)生まれ。2014年武蔵野大学薬学部を修了し、薬剤師資格を取得。同年シミック株式会社へ入社し医療用医薬品の臨床開発、リアルワールドデータを活用した研究やAIによる病態分類モデルの構築支援を経験。2021年PwCコンサルティング合同会社へ入社し、製薬企業における戦略的新規サービスの構築、新規医薬品の市場調査、AIを活用した医療機器開発の計画など部門横断的にコンサルティングプロジェクトを多数経験。2024年故郷天草への危機感と使命感から株式会社Amakusaを設立。

故郷の現状と次の世代の選択肢

私は天草を次の世代に選ばれる故郷にするため、株式会社Amakusaを設立しました。
私の故郷である天草は現在、”消滅可能性自治体”と指摘されています。
人口の流出や自然減、少子高齢化の波を受け、年々の活気は失われており、多くの若い世代にとって進学や就職を機に故郷を離れることが、夢や希望を抱く選択肢となっています。私も、その一人でした。

失われゆく天草の豊かさ

天草を離れ家族を築き、故郷との関わりは家族旅行も兼ねた帰省が年に1度程度でした。
しかし僅かな滞在時間であっても、故郷で過ごす家族との時間はとても心が満たされるものでした。
そして天草には都市部では得られない「豊かさ」があることに気づかされました。
雄大な自然、脈々と守り継がれてきた伝統と文化、長年培われてきた産業、そこに生まれる人々の営み。
これこそが天草にしかない、唯一無二の豊かさです。
そしてその豊かさが故郷の衰退とともに失われつつあることに、私は強い危機感を覚えました。

事業への挑戦

故郷のために自分に何ができるのか、そしてこの先の人生をどう生きるかと問い続けるなかで、事業を通じてこの豊かさを活かし、守り続けることができるのではないかという考えに至り、株式会社Amakusaを設立しました。
私は医薬品の開発、データサイエンス、企業向けコンサルティングといった分野での経験に加え、AI・ドローンといった先端技術に関する知識・技術を習得してまいりました。
これらの知見や経験と、長年培われてきた産業技術を融合させ、天草の豊かな海洋資源の活用と保全を両立する持続可能な水産モデルの構築を目指します。

次世代に選ばれる故郷へ

私たちが掲げる理念は「故郷に根ざし、未来を拓く」です。
この理念のもと、地域と共に学び、共に創り、次の世代が「天草で働きたい」「天草で暮らしたい」と思えるような、「選ばれる故郷」の実現に貢献すること。 それが私たち株式会社Amakusaの最大の使命であり、挑戦です。
今後とも、地域の皆さま、そして本理念に共感くださる多くの方々と密に連携しながら、豊かな地域社会の構築に尽力してまいります。

代表取締役社長
福本大一郎